法末集落の位置や歴史、風土の紹介です。
法末集落は長岡市小国町地区の東端、関田山脈の山中にあります。

アクセス方法
関越自動車道 小千谷IC から、国道291号線を車で20分。
北陸自動車道 柏崎IC から、国道291号線を車で25分。
上越新幹線 JR長岡駅 で降り、国道404号線をバスで70分。
山の暮らしと文化

2004年10月23日夕刻、中越大地震が発生。長岡市小国町の法(ほっ) 末(すぇ) 集落は、信濃川の西にあり、震源地の対岸側だが、こちらも大揺れ。全54戸のうち全壊16、大規模半壊9、半壊22、一部損壊6で、道路は切断、棚田は崩れた。一時は全戸避難したが、2007 年4月現在で道路や棚田復旧はほぼできて、住家も直して8割余が戻った。現在の居住者約90人(最盛期1960年577人)、43世帯(同101戸)。住民の約3分の2が65歳以上の典型的な長寿の山村だ。
その高齢者たちは実に元気であり、重機の操縦、力仕事も木登りだって平気でこなす。丘の上の神社への長い石段が地震で崩落したが、平均70才の仲間で重機を操り完全修復してしまった。
山の暮らしには、技術力、体力、団結力そして経済力が備わっている。

中越地震で崩落した集落内の県道
山村の冬は人の背丈の倍以上の豪雪だが、住民はその気候と地形をうまく活用する。豪雪が解けこむ湧水が棚田を潤し、小千谷縮、小国和紙、唐辛子(かんずり) などは雪上の寒晒(かんざら) しでつくる。
東隣の小千谷の縮織(ちぢみおり) は、昔は法末の女性の冬の仕事で、麻糸を創意工夫した織物は結構な稼ぎだった。その仕事ぶりは、今はそれぞれ工夫してご自慢の煮物や漬物など郷土料理に表れる。法末自然の家「やまびこ」では、その料理が美味い。

法末の人たちは芸能好きだ。伝統芸能の獅子舞「法(ほっ) 末(すぇ) 神楽(かぐら) 」を折々の行事で舞う。民謡の「天神囃子(てんじんはやし) 」は祝い事などで、「野(や) 三階(さんがい) 節(ぶし) 」は盆踊りで唄うが、ユーモアと独特の哀調が心地よい。
年中行事は小正月の「賽(さい) の神(かみ) 」から始まり、神社の祭礼や盆踊がある。今年の賽の神では、わたしたちプランニングエイドが作った棚田の稲(いな) 藁(わら) も燃やしてもらって、無病息災を一緒に祈った。

